*This post is written in only Japanese, as it’s about reducing taxes and investment for the Japanese residence.
どうも、タカ(@Taka_TJ1980)です!今回は久々に投資の話をして行こうと思います。
「 老後2000万円問題 」が叫ばれている昨今、皆さんはどの様な資産運用をしていますか?世の中には沢山の投資案件があり、何から始めれば良いのか分からない…と言う方も多いでしょう。
また、「投資=ギャンブル」と言った固定観念を持った方もまだまだ多く、お金は全て銀行に…と言う人が多い事!僕の周りの友人にも、こう言った考えの人が多いんですよね。
過去記事にも書いた事がありますが、投資の基本は「 長期 」「 分散 」「 積立 」です!詳しい解説は、ネットに沢山転がっていますが、こちらのサイトの解説が非常に分かり易いかと思いますので、是非ご一読下さい。
と言う事で、今回は僕も実際に行なっている資産運用の内、投資初心者がまずやるべき「自動積立」をご紹介致します。これらの資産運用は、特に難しい知識も要らないので投資の初心者にオススメです!
また、FXや株の様にチャートを睨めっこする必要もゼロ!なので、旅をしながらでも出来ちゃう簡単な投資方法です。
積立NISA
今回は、運用の開始が簡単で、尚且つ節税効果がある「 積立NISA 」からご紹介致します。
NISAの最大のメリットは、運用益に税金が掛からないと言う圧倒的な優遇措置です!通常の投資で得た利益には20.315%の税金が掛かります。例えば投資で10万円の利益が出たら、2万円は税金として持って行かれてしまうんです…
NISAには積立と一般NISAがあります。下記にそれぞれの相違点をまとめてありますので、確認してみましょう。
積立NISA | 一般NISA | |
---|---|---|
対象者 | 20歳以上 | |
運用方法 | 積立方式 | 通常買付・積立方式 |
年間投資上限額 | 40万 | 120万 |
非課税対象期間 | 20年 | 5年 |
対象商品 | 国が定めた基準を満たした投資信託 | 国内株式・海外株式・投資信託 |
非課税対象 | 2037年開始分まで | 2023年開始分まで |
金融機関変更 | 各年ごとに変更可能 |
年間の投資上限額と、非課税となる期間に大きな差があるのが分かりますね!僕はコツコツと毎月積立て運用したいので、積立NISAを選択しています。月々3万円と少額ですが、地道に積立ています。
また、積立NISAの優れている所は、投資対象となっている金融商品は、金融庁の厳しい基準をクリアした投資信託やETFしかラインアップされていません。これをデメリットと捉える投資のプロの方もいますが、僕らの様な初心者にはかえって好都合です。
現在162本の投資信託が、積立NISAにはラインナップされていますが、この162本から自分が投資したい商品を選ぶだけでも結構大変です!市場には約6000本の投資信託が販売されているそうですから、そこから選べ…と言うのは正直無理ですよねw
実際の積立NISAの運用レポート
8月30日現在の運用状況です。
ご存知の通り、昨今の米中貿易戦争によって損益額が日々乱高下していますw今日は現在はプラスに転じていますが、つい2〜3日前まではマイナスが続いていました。
しかし、米中貿易戦争がおっぱじまる前までは、損益率7〜8%を維持していたので、かなり高パフォーマンスでしたよ!
投資するファンドの選び方
先述した通り、積立NISAには現在160以上のファンドがラインナップされています。この中から選ぶのですが、正直どれを選べば良いんだ…と悩んでしまうハズです!そこで、以下の2点に注意してファンドを選ぶと良いでしょう!
①信託報酬が安い物を選ぶ。
積立NISAは20年間、非課税となる期間があります。20年ずっと続けるのであれば、当然ながら手数料は安い方が良いのは明らかです。この手数料の差も、塵も積もれば山となりますからね。積立NISAで提供されている商品の、信託報酬は年0.10789%~1.62%程度です。
僕が積立ている、eMAXIS Slimシリーズは、信託報酬が0.1~0.15%程度とかなりの低水準です。
②純資産総額が高い水準で継続して増えている物を選ぶ。
次に注目したいのが、純資産総額です。その商品にどれだけのお金が集まっているかを知る、大事な指標になります。
運用によって、純資産総額は増減しますし、また沢山の人がその商品を購入する=お金を託す価値がある!と言う判断の基準になります。
これら2点を考慮して、僕はeMAXIS Slim先進国株式インデックスから開始し、現在は他2シリーズも積立ています。
どの証券会社が良いのか?
これも、NISAを始めるにあたって直面する問題だと思いますが、結論からお伝えすると売買手数料が無料の証券会社を選びましょう!
現在、手数料無料をうたっている証券会社は数社ありますので、その中から選ぶのが良いですね。僕は以前、株をやっていた時に開設していた楽天証券で運用しています。
なんと言っても、買い物でゲットした楽天ポイントを積立NISA購入時にも使用できますし、積立NISAを購入すると楽天ポイントが付与される…と非常にメリットが多いです!もちろん、売買手数料無料です!
どの証券会社で口座開設しようか悩んでいる方に、お勧め致します。
口座開設の仕方
楽天証券の口座開設は、非常に簡単です。恐らく、多くの方は楽天でお買い物をした事があるでしょうから、既に楽天のアカウントをお持ちのハズ。アカウントが有れば、証券口座も直ぐに開設出来ます!
どの証券会社も一緒ですが、まず自分の個人情報をフォームに入力。また本人確認書類をアップロードするだけで第一段階は終了です!
数日後に、楽天証券から「ログイン情報のお知らせ」の葉書が送られて来ます。そこに記載のある、IDとパスワードでログイン後に、初期設定&マイナンバーを登録すればNISA口座の開設は終了です!簡単〜。
NISA口座開設にあたって、税務署の調査が入るので、運用開始までには若干の時間を要しますが、概ね2〜3週間程度です。この待ち時間の間に、どのファンドに投資をするか、じっくりと吟味して待ちましょう!NISAの口座は1つしか持てないため、他の証券口座で既に開設済みかどうかのチェックが必要になる為だそうです。
ロボアドバイザー
さて、お次はロボアドバイザーをご紹介致しましょう!こちらは、以前にも記事にしましたし、最近テレビCMでも大分見かける様になりましたよね〜。過去記事お読みでない方は、下記リンクから一読下さい。
ロボアドバイザーはAIが資産運用を全て行ってくれる…と言う、なんとも未来的な資産運用です。こんな画期的な資産運用が世に登場するなんて、10年前には考えられなかったですよね!
資産運用をする上で、1番厄介なのが人間の心理作用。まだ値段が下がるかも知れない…保有している商品の値段がまだ上がるかも知れない…などなど、こう言った「迷い」が結果的に利益を少なくしてしまったり、損失を生み出してしまいます。
しかしながら、AIにはそう言った心理作用がないので、淡々と最適なタイミングで売買を行ってくれます!凄い!
ロボアドバイザーの運用レポート
僕は、ロボアドバイザーの業界最大手Wealth Naviにて、現在20ヶ月運用しています。
こちらも米中貿易戦争の影響で、現在絶賛のマイナス中ですね…と言うか、全期間を通してマイナスの期間が多いですが、長期で運用していく予定なので、この程度のマイナスは無問題です。今後も淡々と毎月積立て行きますよ!
ご覧の通り、ポートフォリオもAIが全て最適化してくれます。その時の市場の状況に合わせて、リバランスも行ってくれるので、完全に放置プレーでOKです!
どのロボアドバイザーが良いのか?
現在日本には、数社のロボアドバイザーを提供している会社があります。手数料は概ね1%で、長く運用していくと長期割引が得られる様になっていたり、運用額によって割引が得られる様になっています。
僕は先述の通り、業界最大手のWealth Naviで運用しています。最低運用額は10万円です。
いきなり10万円も投資するのは…と言う方には、THEOがオススメです!こちらは1万円から始める事が出来ますので、運用開始のハードルは低いですね!
THEOは、DOCOMOと提携をしていてdポイントが貰える仕様になっています。DOCOMOユーザーの方にはオススメできるサービスですね!
口座開設の仕方
口座の開設は、非常に簡単です!NISAや、後述するiDeCoに比べると、圧倒的に早く運用開始する事が出来ます。
口座開設の容易さ、またロボアドバイザーも初期設定完了後は、完全に放置でOKと運用の楽さから、非常にオススメできる資産運用術です。
残念ながら、NISAやiDeCoの様に、税制の優遇を受ける事は出来ませんが、とにかく投資の知識がゼロでも始められるので、投資初心者の方にオススメ致します!
iDeCo
さて、最後はiDeCoをご紹介して終わりにしましょう!iDeCoも名前は聞くけど、実際に運用している方は結構少ないのではないでしょうか?
統計によると、2019年6月現在iDeCo加入者は、約130万だそうです。(詳細はこちら参照下さい。)色々と税金の優遇が受けられるのに、まだ加入している方が少ないのには、「運用を開始するのが色々と面倒臭い」と言う事が大いに関係あると思います。まあその辺は後述しましょう!
まず、iDeCoのメリットから見てみましょう。NISAと同じく、運用益に対して税金が掛からないのに加えて、掛け金が全額所得控除と言う、非常に節税効果抜群のiDeCo。正直、こんなに素晴らしい制度を利用していないのは勿体ないとしか言えないんですよ!
60歳まで引き出す事が出来ないなど制約はありますが、iDeCoもNISAやロボアドバイザーなどと一緒で、初期設定さえ済ませてしまえば、後は基本的に放置しておけば毎月自動的に積立出来るので、こちらも投資初心者にオススメの資産運用術です!
iDeCoについての詳細は、こちら楽天証券のHPをご参照下さい。
実際のiDeCoの運用レポート
こちらiDeCoも、米中貿易戦争の煽りを受けて絶賛マイナス中ですが、米中の関係が悪化するまでは運用利回り5~6%程度をキープしていた時期もありました。
投資するファンドの選び方
こちらもNISAと同じく、何十年と運用して行くので手数料が安い商品を選ぶのが良いと思います。
投資対象の商品は、各証券会社によって違いますが国内外の株式・債権・REITや証券会社が組み合わせたパッケージ商品などから選ぶ事になります。
僕はまだギリギリ30代なので、添付画像の様に国内外の株式を毎月積立て運用しています。楽天・全米株式インデックス・ファンドは、先述の通りなかなかのパフォーマンスを発揮していましたし、信託報酬(手数料)も0.15%とかなり安く設定されています。
楽天証券の取り扱い商品一覧は、こちらから確認出来ますのでご参照下さい。
どの証券会社が良いのか?
iDeCoも、NISA同様運用するにあたって、証券口座が必要になってきます。
iDeCoを運用するにあたって、証券会社に払う手数料は無料な方が良いですよね!口座管理費無料の証券会社は、何社かありますので、後は各証券会社が揃えている商品によって、口座を開設しましょう。
(*証券会社に対する手数料は無料ですが、国民年金基金連合会&信託銀行には手数料がかかります。これはどこの証券会社でも一緒です。)
僕は、NISAもiDeCoも楽天証券で一括運用しています。iDeCoの運用で楽天ポイントは使用出来ませんが、1つの証券口座でまとめて運用出来るのは非常に楽なのでオススメです!
iDeCoの運用開始方法
先述の通り、iDeCoの運用開始はかなり面倒臭いですし、運用開始まで2~3ヶ月程度かかります…
詳細は、こちらの動画を見て頂くとわかり易く解説されていますが、加入申込書類の記入が非常に面倒臭いです!また、お勤めの会社にも証明書を記載して貰う必要があります。僕は、前会社に在籍時にiDeCoを開設したのですが、社長が記入漏れをしていたので、皆さんも申込書類を送付する前に、しっかりとチェックしましょうねw
NISAやロボアドに比べると、運用を開始するまでの手続きが煩雑で、時間も非常にかかりますが税制は非常に優遇されているので、iDeCoも投資初心者はまずやるべき資産運用の1つだと思います。
まとめ…
今回は、久々に投資についての記事を書いてきました。
今回ご紹介した、積立NISA・ロボアドバイザー・iDeCoは投資の中でも比較的リスクが低めの資産運用術で、特に税制が優遇されているNISAとiDeCoはやらないのは非常に勿体無い制度です。
投資未経験の方が、いきなりFXや仮想通貨で一発当ててやろう!と目論むのはハッキリと言って無謀ですし、下手をしたらかなりのダメージを食らう事になります。まずは、投資の基本である「長期」「分散」「積立」を活用してリスクを減らしつつも、堅実にリターンを狙える資産運用術で足元を固めて行きましょう。
・積立NISAは、運用で得た利益に税金がかかりません!運用開始も楽なので、まだ始めて無い方は今すぐ始めるべし!オススメの証券会社は、NISA運用でポイントが使える&貰える楽天証券が圧倒的にオススメです!
・ロボアドバイザーは、NISAやiDeCoの様に税制の優遇はありませんが、投資知識0で始められます!オススメは最大手のWealth Naviです!
・iDeCoの口座開設は煩雑ですが、掛け金の全額控除+NISA同様運用で得た利益に税金がかかりません!
以上、今回ご紹介した3つの資産運用術は、投資をした事が無い初心者の方に非常にオススメ致します。また仕事に忙しい方や、デジタルノマドの様に旅をしながら稼ぐ方々にもオススメの資産運用術です!
次回は、もう少しリスク&リターンも高めの資産運用術をご紹介したいと思います。最後になりましたが、今回ご紹介した3つの資産運用ですが、元本割れのリスクが伴います。しっかりと理解した上で資産運用して行きましょう!